4月16日(木)、イラン・イスラム共和国大使館と(株)エズエス共催の「ペルシャローズとサフランの神秘」の学術セミナーが開催されました。
ローズウォーターとサフランは、イランの代表的な産物です。ローズウォーターのもとになるバラ“ダマスクローズ”の発祥の地は古代ペルシャ帝国、現在のイランともいわれ、バラ栽培に最適な気候や土壌ゆえに、古代からバラ栽培が盛んです。一方、サフランは、世界の生産量の9割以上がイランで生産されています。薬学博士の池上文雄さんと農学博士の上田善弘さんのセミナーを拝聴し、ローズウォーターとサフランの効能や製造方法を知ることができました。
サフランは、パエリアやブイヤベースに欠かせないスパイスですが、香りや色を楽しむだけでなく、体に良い効能があります。消化を助け、発汗を促し、不眠・頭痛・めまいにも効果的です。
ローズウォーターは、日本では主にスキンケアやアロマテラピーに使用されていますが、最近注目されてきたのが、健康と美容のために飲用すること。そのまま飲むか、水や紅茶などの飲み物に加えて(10倍程度に希釈)飲みます。リラックス効果があるため、不眠症やストレス軽減に効果的。また、ホルモンのバランスを整えたり、口臭や加齢臭などの気になるニオイも軽減されるとか。
午後から大使公邸に移動してランチビッフェ。
大使公邸シェフによるサフランを使ったお料理と
FISH BANK TOKYO 福永シェフによるローズウォーターを使ったお料理を楽しみました。
最後はローズウォーター入り紅茶でくつろぎました。
主催:イラン・イスラム共和国大使館
(株)エズエス
日時:2015年4月16日(木)
セミナー 11:00~12:30 於:イラン・イスラム共和国大使館
ランチョン 12:45~15:00 於:イラン・イスラム共和国大使公邸
概要:「ペルシャサフランの魅力」
「イランのダマスクローズの起源」
「イスラム医学の父・イブンスィ―ナー」