塩の研究7「おむすびに合う塩、発表!」

炊きたてのご飯を塩で握った、シンプルな塩むすび。ご飯と塩の味が際立つ、原点ともいえるおむすびですね。そんなおむすびには、どんな塩が合うのでしょうか。

 

最終選考は9種類の塩からベスト3選出へ

食ラボでは、何回にもわたり、さまざまな塩を使ったおむすびの味を試してきました。その都度評判のよかった塩をピックアップ。また、日によって季節によっても印象が変わる可能性があるため、同じ塩でも何回か試した結果、最終的に9種類の塩に絞られました。そして今回は、その9種類の塩からベスト3を選ぶことになりました。

<食ラボの最終選考に残った塩  ※順不同>

「わじまの海塩」
(石川県・輪島) 海塩

わじまの塩
「小笠原の塩」
(東京都・小笠原村父島)海塩

小笠原の塩
「ゲランドの塩 エクストラファインソルト」
(フランス・ブルターニュ地方)海塩

ゲランドの塩
「マルドン シーソルト」
(イギリス・エセックス地方)海塩

マルドン シーソルト
「インフェルサの塩」
(イタリア・シチリア島 トラーパニ県マルサーラ)海塩

インフェルサの塩
「タインホアの塩」
(ベトナム・タインホア海) 海塩

タインホアの塩
「蔵盛さんちの塩」
(沖縄県・与那国島) 海塩

蔵盛さんちの塩
「浜比嘉塩」
(沖縄県・浜比嘉島) 海塩

浜比嘉塩
「球美(くみ)の塩」
(沖縄県・久米島) 海塩

球美(くみ)の塩

 

できるだけ同じ条件で、塩の名前も隠して試食

いつものように、炊いたご飯の量に対し、それぞれ1.5%にあたる塩を用意。塩の粒は、大きさによって差が出ないよう、大きめの粒はソルトミル等で砕いて細かくし、他の塩と大きさをそろえました。さらに、塩ができるだけ均一にいきわたるよう、先にご飯と塩をボウル等で混ぜ合わせてから、おむすびにしました。

塩の名前は隠したまま、ブラインドの状態で各自試食。1つ1つの印象や感想を用紙に書き出しておき、各自、もっともおいしいと思ったものを3つ選出。その後、挙手で、食ラボとしてのベスト3を選びました。おいしい塩むすびを選ぶポイントは、塩がほどよくきいて、ご飯の味が際立っているか。塩とご飯がバラバラでなく、一体化しているか。そして単純に“おいしい”かどうか。

五感をとぎすまし、それぞれの塩むすびを比較

各自が塩むずびの味を試食し、その印象や感想を書き出している様子は、まさに真剣勝負。五感をとぎすまし、舌を駆使して、それぞれの味を公平に比較検討しています。前の味をひきずらないためにも、一口食べたら、水を飲んで口を洗い、次へ。なにせ今回は、最終選考に残った塩のおむすびばかりなので、基本的にはどれもおいしく、この中から3つを選ぶのは至難のわざでした。まずは、9種類の塩むずびを一口ずつ食べて行き、9種類分が終わったら、再度二口めに突入。これもいいし、あれも捨てがたい・・・と、みな大変迷いましたが、最終的には多数決で決定。みんなで選んだ最終結果は・・・・・次のとおりでした。

 

食ラボの選んだ、塩むすびに合う塩 ベスト3!!
マルドンシーソルト
タインホアの塩
蔵盛さんちの塩